2015/05/30

小菅川

昨日は神楽坂の「酒ト壽」で飲みすぎました。
それにもめげず今日も釣りに出掛けます。
先日テンカラ用に購入した岩井渓一郎モデルのリーダーも試したいですし。

今日はソロ、日帰りで山梨の小菅川に向かいました。
山梨とは言え、小菅川は多摩川の源流。
奥多摩湖に注ぐ川ですので、小河内(おごうち)ダムが1957年に完成して奥多摩湖ができるまでは多摩川そのものだった川です。

ドリンク剤を飲んで10時半頃に出発、正午過ぎには奥多摩湖に着きました。




















少し改造したCRF250Lはすこぶる快調です。
エキパイの効果は明らかで、気持ちよく走れるようになりました。
また、シートを赤から黒に変更しました。
少し大人しい外観になったはず。

小菅村は奥多摩駅から約16km、ワインディングと幾つものトンネルを抜け奥多摩周遊道路入口をさらに越えます。
山梨県との県境を越えるとすぐにあるのが旅館「すずめのお宿」です。




















今日は日帰りですから、ここに泊まるわけではありません。
小菅村漁協の入漁券を購入する為に来たのです。
これが入漁券、年券です。




















早く川に入りたいのはヤマヤマですが、昼飯を。
少し先に走らせると「お食事処」ののぼりがありましたので、ここにします。




















ここ、実際は「ほうれん坊の森」というキャンプ場の受付・売店です。




















裏手の吊り橋を渡るとキャンプ場になります。




















カレーとおにぎりしか無いけどとの事だったのですが、おにぎりで十分。
海苔巻きのおにぎりの中身は蕗味噌、混ぜご飯のおにぎりは蕗の葉で巻いてあります。
味噌汁付きで良い昼食となりました。




















すぐに釣りだしても良かったのですが、折角なので周辺のリサーチに行きました。
国道139号を奥に進むと小菅村役場、そこから139号は左折し山側に向かいます。
しばらく行くと「道の駅こすげ」に到着。




















物産館、奥には「小菅の湯」もあります。
泊まりの時は絶対来るでしょう。




















さて、先ほどのすずめのお宿あたりまで引き返し、川に入ることにします。
小菅村漁協の特色は、下流域の一部にC&R(キャッチアンドリリース)区間を設置している事。
既に14時半、今日はこの区間のみに絞ります。




















砂利道を下りて行くと驚きました。
車で川原にアクセスできるように整備されています。




















管理釣り場以上に便利になっているのではないでしょうか。
川を覗くと沢山います。
しかしこのような場所では喰ってくれない事はさんざん経験済み。
昔やったように、上流に向かって川を上りながら釣ることにします。

まず来たのは25cmのニジマスでした。
毛鉤は黒のシルクフロスボディ、黒茶のヘンハックルをフロントに蓑毛として巻いたもの。
典型的なシンプルな和式毛鉤です。
フロータントも使わず流れに飲み込ませました。




















口の部分に怪我をしているのですが、ここはC&R区間。
何度か釣り上げられたにも関わらず育っているんですね。
ただしこのニジマスの怪我は少し酷いようです。
恐らくバーブレスフック(かえしの無い針)ではない通常の針で最近釣られたのでしょう。
もしかするとトレブルフックで掛けられたのかも。

バーブレスの針のつもりだったのに間違って返し付きの針で魚を掛けてしまった、そんな時のためにプライヤー類は必ず携行してください。
返し部分をプライヤーで潰せば簡単に外せますから。
それに間違って自分の体を刺してしまった場合も、返し付きの針の場合は大変な思いをします。
プライヤーがあれば返しを潰す、先端を折るなどできますから、激痛を味うことなく済みます。
つまり自分の身を守る道具にもなるという事です。

それからテンカララインとして流用したバリバスのリーダー、すこし重量が足りないようです。
このリーダーの重量では竿の反発力を引き出す所まで竿を曲げられないのか。
投げ方が未熟な事もあるので、このラインで綺麗に飛ばせる方法も練習すれば見つかるかもしれません。

さて次は山女魚でした。




















これも25cm、良いサイズです。
一瞬根掛かりしたかなと思ったらいきなり走り出しました。

次はニジマス、これは少し小さめの23cm。
ニジマスらしくジャンプを伴った引きでした。




















瀬を流すと小さな山女魚が掛かります。
これは奥多摩と同様。
稚魚放流なのか、ここで孵化して育った山女魚なのか。




















小菅川は山岳渓流ではなく遡行しやすい川です。
今回私はウェダーを用意はしていましたが使いませんでした。
気温が高かったのもあり、ショートパンツの下にタイツ(ブヨ避けのため必須)、モンベルのネオプレンソックスにダナーのウェーディングシューズです。
膝上くらいまで水に浸かる事を想定しておけば問題無いでしょう。




















17時を過ぎ、まだ明るいのですが小菅村は遠いですから早めに終盤戦に向かいます。
日差しが川に入り込まなくなった頃、毛鉤をエルクヘアカディスに変えました。
何匹かの魚にフックを掛け損ない落としたのですが、魚達の意識が水面に向かっているような気がして。

早速来たのはニジマス、28cmでした。




















何度もジャyンプして針を外そうとしましたが、フライの竿と比べてテンカラの竿の柔らかさは、バーブレスフックが抜けるのを防いでくれます。
取り込みの際に手でラインを持たなくてはならないので、その瞬間を気を付けるべき。
ラインを摘んだ指を柔らかく。

もう一投という事で、濡れたエルクヘアカディスをハンカチで包み、ドライシェイクをまぶした後に投じました。
最後に来たのは岩魚、28cmでした。




















岩魚らしく、しばらく待ってから水中にグイグイと引きこんでゆく引き。
しばらく岩魚が居るような川に行ってなかったので、今日会えたのは嬉しい。
しかも、こんな釣り易い川で岩魚と対面できるのですからね。

18時過ぎにはバイクの所に戻り、帰宅準備です。


























楽しませてもらいました。

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