2012/12/23

マウンテンバイクのクランク交換 その2

パーツは揃いました。
いよいよクランク交換の作業に入ります。

その前に、届いた新しいタイヤ、シュワルベのロードクルーザーというタイヤです。
フレンチバルブのチューブ(パナレーサー)とともにナチュラムで購入しました。

















これは本来長距離ツーリング用として古いホイールに組む予定だったのですが、やはり一度使ってみたくなってしまいました。
とりあえず新しいホイールにセットしてみます。

















今までブロックタイヤしか使ってなかったので、ちょっと試してみたいではないですか。
気に入らなければ元のブロックタイヤに戻せば良し。
元の古いリアホイールには先日入手した「予備用」のDEOREのスプロケットを取り付けておきます。

















さて、クランクの交換に入ります。
先日、CWS吉祥寺で注文しておいたチェーンリングボルト。
じつはXTR(FC-M760)用の品番で頼んでいたのですが、何故かDURA-ACEのシルバーものが納品されていました。
それでも良いのですが、XTR用はきっと黒だったのではと思ってわざわざ注文したのです。
このDURA-ACE用ならば今後いつでも買える、と思い店頭で販売していた別のボルトに変更してしまいました。

















少し黒味がかった染色がされているのですが、SHIMANOのどのシリーズか判りません。
こちらの方がデザイン的に好みです。

これで3枚のチェーンリングをクランクに取り付け完了。
黒のチェーンリングで統一されたDEOREのクランク、標準の状態よりもいい感じ。
引き締まっています。

















さあ、10年使った古いクランクの取り外しです。
まずフィキシングボルトを8mmのアーレンキーで外します。

















簡単に外れました。
ですが、この8mmのアーレンキーも持っていなかったので新規に購入しました。
またこれらの部品、10年着けっ放しでしたから、おそらく固着してしまっているだろうと思い、数日前からCRC556を吹いて内部に染み込ませておいたのです。

続いてクランクを抜きます。
この為に購入したコッタレスクランクエキストラクター(SHIMANO TL-FC11)という工具を使用。
クランクにねじ込みます。

















そしてエンド部分をモンキーレンチで回してゆきますと、このエンド部がどんどん前進して行き、相対的にクランクを手前に抜いてゆくという構造です。

















この作業も無事に完了。
取り外した古いクランク、お世話になりました。

















次はBB(ボトムブラケット)の取り外し、もちろん専用工具が必要です。
ボトムブラケット取り外しツール(TL-UN74-S BB)を噛ませてモンキーレンチで回すだけ。

















ですがこのツール、BBに対してかなり遊びがある設計です。
恐らく各社のBBに使えるように余裕を持たせているのでしょう。
ですから手を放すと、このようにお辞儀してしまいます。

















これはネットで様々な方の体験談から予想しておりました。
そして、その対処方も皆さんの知恵をお借りする事にします。
本当に大事な箇所ですから「なめたらあかん」のです。
このツールがBBに密着する状態を保っていなければ、迂闊にモンキーで回せません。
ネットでの情報を参考に、このようにしました。
BBツールに大径ワッシャーを2枚、加えて100均のレンチ(何時ぞやハブレンチとして使ったもの)を重ね、先ほど取り外したフィキシングボルトで固定します。

















こうすることにより、ツールがBBに密着する状態を保ちます。
これで「なめる」ことを恐れず、トルクのみを与えるという作業に専念できるのです。

これで外せるはず・・・だったのですが全く回りません。
CRC556をかなり浸透させているのに!
モンキーの柄の部分に乗り、70kg程の荷重を掛けても駄目。
モンキーに木片を当て、ハンマーで叩いて回す(つまりインパクトレンチです)などもしたのですが。
残す手段は、モンキーの柄に長い鉄パイプを被せて柄を延長し、大きなトルクを与えるくらいか?
建築足場用の鉄パイプか何かを用意しようと考えたのです。

思いとどまりました。
この鉄パイプ、他に使い道がありません(強盗撃退の武器に使えるかもしれませんが)。
考えた末、CWS吉祥寺にクランクのない自転車を押して行き、取外しをお願いしました。
























我がHARDROCKをCWS吉祥寺に預け、30分程すると「BB外れました」という電話が。
やはり、こういう時はプロに任せるべきですね。
外れたBBです。
ヒャーッ!
予想していたとは言え、錆び錆びです。
逆に見える部分は中の状態を想像できない美しさを保っています。

















けれども、意外と良く回るんです。
しかし調べてみると右ワンと左ワンが既に平行でない。
10年間ご苦労様でした。
フレーム内部を綺麗に洗浄し、新しいSHIMANOホローテックⅡのBB、そして新しいクランクを取り付けました(固着を防ぐためにグリスを塗布して)。
そして三ヶ島のペダルも。
























チェーンは先日購入してみたミッシングリンクで接続。
これでチェーンの取外しが楽になりそうです。

















ディレーラーの調整も必要のようです。
ずいぶんクランクが外側に来てしまっているようです。
BBのスペーサーも指示通りの枚数を入れたのですけど、スペーサー1枚分程外側になっている感じがします。
これでいいのでしょうか。

















不安を感じつつもディレーラー調整します。
またこれが、なかなか決まらないのです。
少しずつ調整してみます。

さて、組み込みを終えた我がHARDROCKは・・・。














































いや、格好悪いなぁ。
シュワルベのスリックタイヤ、幅は1.75inchですのでそこそこ太いタイヤだと思っていたのです。
しかしこうして見ると、いかにも華奢な感じです。
フロントのフェンダー(泥避け)やリアのキャリアがあるせいで、余計に貧弱に見えるのか。
太いSR SUNTOURのサスペンションフォークのせいなのか。
最近流行のクロスバイクのようなスマートさには程遠い。
パニエバッグをキャリアに取り付ければ、キャンピングらしい見映えで落ち着くのかも。

いままで極太のブロックパターンのタイヤの状態を見慣れてしまっていたのは確かです。
けれどこのタイヤでもバイクでいうと「モタード」みたいな雰囲気になるかと期待していたのです。
まぁ、バイクでもモタードより純然たるオフ仕様の方が格好良いとは思ってますが。
いずれにせよ、このタイヤはキャンプツーリング専用にしようと思いました。
やはりHARDROCKにはブロックタイヤでしょう。
少し試し乗りした後に交換(元に戻す)することにします。

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