2012/08/05

MTBのハブのメンテナンス

私のMTB、HRADROCK。
先日のカセットスプロケット交換の際に、ハブの回転具合が良くないことは判りました。
そのまま走ってはいましたが、やるときはやった方が良い。
ハブの内部をメンテナンスすることにしました。

一応新しいベアリングも用意しています。

















DURA-ACE(もしくはXTR)用のステンレスベアリングです。
今のハブには高級過ぎないか?高級すぎますね。
とにかく開けてみてから使うかどうか判断します。

用意した工具、その他です。

















ベアリングの仕様に比べるとケチっているのがミエミエですね。
パーツクリーナーは自転車愛好家の皆さんが良く使っているWAKO'Sではなく、ホームセンターで売っているAZのの商品です。
メチャクチャ安いですから、仕方ありません。
パーツクリーナーなんて古いグリスやオイルを溶かして落としたら、後は大気中に蒸発してしまう有機溶剤ですので。

更にその下の工具類、100均で良く見かけます。
その通りです。
ハブスパナ購入をケチりました。
私の使うべきハブスパナは前輪が13mm、後輪は15mmです。
玉押しに刻まれている並行溝の幅ですね。
この平行溝に通常のスパナが適合しないのが問題なのです。
まず、スパナが薄いものでないと溝にはまりません。
そして15mmというスパナは、殆ど売っていない(14mmの次は17mm)のです。

ゴム製のダストキャップをマイナスドライバー等の工具で外します。

















六角のロックナットの下に玉押しが見えますが、平行溝が掘られているのがわかります。
この平行溝に差し込む事のできる薄さと、適合したサイズが要です。
最外部のロックナットは17mmですし、溝ではなく単なるナットですから、通常のスパナやモンキースパナでも問題ありません。

この100均の自転車用工具、一方には15mmのスパナがあり、もう一方には逆に15mmはなくて13mmがあります。
つまり2種類お買い上げしなければならないのですけれど、お買い上げです。

とにかく回せれば良いのです。
フロントハブは17mmのスパナと13mmの100均薄レンチで回しました。

















要はダブルナットで固定してあるだけですから、こんなものでも普通は外れるはず。
固く固定してある場合は、この工具では手が痛くなるでしょう。

外れました。
10年経過のグリスも残っているし、想像したより良い状況です。

















ハブ軸と玉押しを抜きました。

















ベアリングは、フロントハブが3/16球を22個、リアが1/4球を18個使っていました。
ベアリングにパーツクリーナーを吹きかけ、ウェスで汚いグリスを落とします。
もうちょっと行けるのではないでしょうか。

















ハブボディ側も綺麗にします。
こちらも行けそう?

















ハブ軸側の玉押しはそれほど良い状況ではないようですが、まだ行けそう?

















と言うより、この状況のハブにDURA-ACEのSUSベアリング玉を使うのが惜しくなったのが正直なところ。
もっと良いハブに替えた時に使おうという、ケチな考えに走ったのです。

元のベアリングをグリスと共にハブボディに戻します。
「あれっ?足りない!」と思った時は、だいたいハブボディ内にペタッとくっついています。

















左右のベアリングの数を確認しながら、ハブ軸を挿入し反対側の玉押しをねじ込んで行きます。
最初にロックナットを外した時と同様に、今度は逆に固定します。
この時の玉押しの「当たり加減」が難しい。
「ガタ」が無いように、一方でスムーズに回転するように。
実際、前輪も後輪も何回かやり直しました。

ハブ軸内にも綿棒でグリスを塗り、この間wiggleで購入したTOKENのクイックシャフトを挿入します。
























思い込みもあるとは思いますが、ギア1枚分くらい軽くなったと思います。
写真で紹介していませんが、リアの方はグリスもかなり切れておりましたので、メンテの効果はもっとあったはずです。

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