2012/07/04

GTのAGGRESSOR 2.0 マウンテンバイク

小学6年生になる長男に自転車を買いました。
本人もMTBが欲しいという意見でしたし、金額と後々の事を考慮した上で私が薦めたのがこれ。
GTアグレッサー2.0です。

















GTのMTBのラインナップはすごいです。
下は「パロマー」の¥31,500から、上は「ザスカー カーボン 100 チーム」の¥735,000(完成車)まで、ハードテイルとフルサス(こちらが主流なのでしょうが)両方を揃えています。
特にハードテイルをこれだけ揃えているメーカーはないのではないでしょうか。

私がこれを薦めた理由はリアが7速でなく8速であること、アルミフレーム、それと視認性の良い色でしょうか。
8速であれば、もしも本人が後々のめりこんで9速にしたいと思った際にも可能であるはず(デフォルトのハブやリムを使った場合)。
アルミフレームは6061、私の10年物であるスペシャライズドのHardRockに採用されているA1アルミと同じだと思ってます。
それにしても、これを3万円台で買えるというのは、なかなか凄い事だと思います。

















フレームサイズはS(416mm)なのですが、長男の身長ではちょっとまだ大きいのです。
シートポストをパイプカッターでカットし、サドルを下げられるところまで下げました。
またヘッド部、彼の身長に合わせてほぼ目一杯ステムを下げた位置にスペーサーを入れ替えです。

ローエンドのスポーツサイクルの何がここまで安くできるのか、と言えばコンポーネンツのグレードに違いありません。
そしてそれ以上に大きいのが、細部部品(チェーン、ボルト、ナット、ネジなど)を徹底的に安いものにする事だと想像します。
例えばステムのハンドルバーを固定するボルトに早くもサビが浮いてきています。
これをステンレスボルトに交換したところで原価は数百円でしょう(取替えます)。
ですが、原価「数百円」は、販売価格では「千数百円」になるはずです。

ボトルケージ固定用のタップ穴等にはゴム製のブッシュが差し込まれていました。
これもミノウラのアルミボルトに交換しましたが、こういった部品が「この程度」でなければ、車体価格をこの値段にすることは不可能なのでしょう。
エンドユーザーがこれらの部品を交換するのは大して金額もかかりませんし楽な作業ですから、金額以上に見返りのあるアップグレードだと思います。
このバイクとにかく素は良さそうですし、手を入れれば入れただけ面白くなるのではないでしょうか。

エンド部分にはキャリア用に加え泥除け用のダボも付いています(これディスクブレーキ台座も兼ねているのでしょうか)。

















キャリアはTIOGAのリアチューブラーキャリアー 、ディスクブレーキ対応品です。
もちろん取付ボルトはSUSに交換しています。
ですが、この「ディスクブレーキ対応」タイプ、構造的にどうなのでしょうか。
どう考えても重量に対して曲げモーメントがかかる形状です。
以前のモデル(本来はそちらを探したのですが廃番になったようです)ではリアエンドからキャリアの脚をオフセットする必要がなかったので、固定ボルトがせん断力に耐えれば良いだけだったのに。
市場に出ている完成車の多くがVブレーキからディスクブレーキに変わってしまっている現状からすれば、ディスクブレーキ車に付かないキャリアなど商品価値も無いのでしょう。
しかし、今後キャリアに負担を掛ける使用法になってくるとしたら、このパイプ状の座はカットした方が良いかもしれません。
ダボ穴だけでなくエンドそのものにも影響が出そうです。
改善できるところは、可能な限り改善するつもりです。

さて、私の10年物であるスペシャライズドのHardRockは?と言うと。
少しずつですが改善してきています。
実は既にフロントフォークは安物のRSTからSRサンツアーのものに変えました。
RSTはもはや瀕死の状態で、シール部からスプリングが飛び出していました。

そして実は先日もシフターを交換しておりました。

















SRAMのシフターです。
これにしたかったのではなく、「暫定」のリア8速が欲しかったのです。
私の「HardRock」は元々リア8段、Rディレーラーは以前にディオーレのものに替えています
シフターを変える(9速に)ということは、スプロケットも同時交換しなければなりません。
更に元々のACERA(だと思う)のシフターはブレーキレバーと一体なので、ブレーキレバーも同時に変えなければならないという訳です。

ブレーキレバーは既にディオーレの物を用意、スプロケにまで手を出したくなかった為に「暫定」8速シフターが欲しかったのです。
そんな時「Y's ROAD」で、いわゆる「完成車外し品」であるこのSRAMのシフターを見つけました。
SRAMとSHIMANOでは、通常1クリックあたりのワイヤ移動量が違うそうです。
商品はラップで包まれてますし、SRAMのラインナップも良く判りません。
もしかすると「SHIMANO互換品」である可能性もあります。
「完成車外し品」でありますから、説明書も無く取付け段階から迷いましたが、シフトワイヤはどうやらここから差し込むようです。

















で、結果ですが、リアディレーラーは動きました。
が、見事に1シフトで2枚分動いています。
無駄だったようです。
考えた末、元のACERAのシフター&ブレーキレバーに戻しました。
頑張ってSHIMANOの9速シフターとスプロケットを買う方が賢明だったようです。

元のACERAはCRC556を内部に吹きつけまくり、歯ブラシでゴシゴシしちゃいました。
もう少し頑張ってくれ、と。
赤茶色になっていた、カバー取付ネジも東急ハンズでSUS製M3L6ネジを入手し交換、黄色に変色したインジケータ部のクリア部品以外は当時のシフターのようにレストア。
フロントディレイラーもディオーレのFD-M590-6に変更した事もあり、再度念入りに調整です。

CRC556の影響なのか、以前よりシフトチェンジが良好になりました。
しかしこれはフロントディレーラーを変更したからかもしれません。
ただ、リアの7速目がどうやっても入らないようです。
6から8に飛んでしまいます。
スプロケットを交換すれば変わるのか、やってみないと判りません。

その2に続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿