2011/07/02

リコー:ペンタックス事業買収

リコー(近藤史朗社長執行役員)とHOYA(鈴木洋代表執行役)は、7月1日、HOYAが「PENTAX」ブランドで展開しているPENTAXイメージング・システム事業をリコーが買収することで合意し、契約を締結したと発表した(読売新聞)。

旭光学工業時代のペンタックスが開発したKマウントは恐らくユニバーサルマウントを狙ってのものであったと思うのですが、当時そのKマウントをリコーの一眼レフも採用していました。
現在、リコーでは一眼レフというジャンルのカメラは生産していません。
GXRというレンズ(+イメージセンサー)交換式という非常に珍しいカメラはあります。
両社の強みを活かした、良い製品となって結果がでるといいのですが。

私が主に使っているデジタルカメラ2台は、ペンタックスの一眼レフとリコーのコンパクトカメラなのです。
共に古いモデルなので、処理速度等の問題はあるのですが愛用しています。

















一眼レフは「PENTAX K200D」です。
当然、銀塩時代のペンタックスレンズの資産を活かしたいとの選択です。
1000万画素CCDセンサーのモデルですので、ペンタックスとしてはCMOSセンサーに移行する前の最後のCCD機です。
私は最近の高画素CMOSセンサーのデジカメを所有した経験がありませんので比較しようがありませんが、K200Dの画像で困ることは殆どありません。
日中の撮影では良い色だと思っています。
高感度を必要とするような暗い場面では最新のCMOSセンサーに歯が立たないのは判ってます。
店舗の竣工写真のような場合、やはり三脚使用が必須になってしまいますね。
昔は「PENTAX LX」にエクタクローム64T(タングステン用)を入れて撮影してましたので、それに比べればシャッター速度は稼げるのですが。
それに現在のデジイチ専用レンズ(DA18~55mmWR)ではやはり広角側が足りません。
24mm相当の画角は最低でも欲しいところですが、所有している銀塩用のSMC-A24mmF2.8を着けたところで、APS-Cセンサーですから無駄ですよね。
過去のレンズ資産が全く役に立っていません。















そしてコンパクトカメラの方が「RICOH GX」です。
これはもっと古いカメラで、500万画素CCD、28~85mm(35mm換算)のコンパクト機です。
仕事用(主に現場調査用)カメラとして使い続けています。
物件の現況を記録するのにこれ以上の画素を全く必要としないというのが理由でしょう。

私のような建築に携わる方はもっと広角側のレンズが欲しくなるはずです。
このGXシリーズも「GX8」「GX100」そして現在の「GX200」とモデルチェンジされてきました。
「GX100」の時にズームレンズの広角側が24mm相当の画角となりました。
確かに魅力はあったのですが、「これでいい」という思いと共に歳月が流れ・・・。

「PENTAX K200D」も「RICOH GX」ともそうなのですが、「単3電池使用」というのもメリットです。
普段はエネループを装填していますが、もしもの時にはコンビニで乾電池を買えるのです。

と、まあ不満な点はあるにしても、なんとかなっているという所でしょうか。
今後の新生「PENTAX=RICOH」に期待しながら末永く使おうと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿